
英語の土台を作った幼児期
私自身が英語で話しかけられればよかったのですが、残念ながらできず。。。
英語の幼児教室やリトミックなど、近所の「英語で」と書いてあるクラスには、とりあえず参加してみていました。
セサミ英語ワールドの教材一式も購入しました。
でも、それだけではなんだか物足りない気がして、
4歳の時、それまで通っていた区立保育園からインターナショナルプリスクールに思い切って転園。
そこからです、息子の英語力が一気に伸びたのは。
息子が通ったインターナショナルプリスクール
DAIZAWA INTERNATIONAL SCHOOL
そこは設立間もない小規模なプリスクールでした(2011年時点)。
先生は全員ネイティブ、子どもたちもすでに英語を話せる子ばかりで
息子は、留学しているかのような英語漬けの環境に入ることができました。
先生方のサポートも上手で(0歳から通っていた英語教室の効果もあったのかな?)
特に言葉の壁に悩む事なくなじむことができました。
そしてあっという間に、幼稚園児レベルの日常会話をこなすようになったのです。
子供の脳、すごい!
普通の幼稚園に行かせないと日本語の発達が遅れるのでは?とか、
日本の小学校になじめないのでは?と心配していましたが
実際は特に問題ありませんでした。
スクール以外は日本語の環境なのだから、そんな心配は無用だったのかもしれません。
ひとつ後悔があるとすれば、この時期から「英語の多読」を取り入れておけばよかったということです。
プリスクールを卒園する頃の話ですが、”TIME”という単語を目にした息子が「これ何?」と聞いてきました。
「タイムだよ」と答えると、
「あー、そうなんだ」と納得した様子。
そこで、彼が英語をほとんど「音」だけで覚えていたことに気づいたんです。
確かに、絵本の読み聞かせは日本語のものがほとんどでした。
このとき、英語の絵本も一緒に読んで、文字と音を結びつけてあげるのが大事だと実感しました。
とはいえ、4歳から小学校入学までのたった2年間ですが、
言語を吸収しやすい幼児期に英語環境に浸ることができた事は
息子の英語力の大きな土台になったと実感しています。
英語力維持に奔走した小学生期
小学校は日本の公立小学校に通わせました。
純日本人で、海外に住む予定もなかったので、まずは日本人としての土台をしっかり作るべきでしょ!と考えたのです。
それでも、せっかく身につけた英語を維持するために、いろいろ模索しました。
英語のアフタースクール
「英語で学童」というサービス。魅力的なコンセプトですよね。
ただ、息子の通った教室は、英語を話せない子が多く、ネイティブの先生の数も少なかったので、
英語を使う機会があまりありませんでした。
結局、英語の維持という面ではあまり良い環境とは思えず、数か月で辞めてしまいました。
英語教室などを検討されている方は、実際に英語にふれる機会がどれほどあるのか事前に確認することをお勧めします。
帰国子女アカデミー|帰国生英語教育のスペシャリスト
海外に住んでいた子達が英語圏での勉強を維持するために通う教室です。
英語がかなり流暢な子どもたちと一緒に、学年のレベルに合った英語の授業を受けられます。
息子にはちょっと難易度が高いくらいでしたが、英語力の向上にはとても良い環境でした。
授業料が高めです。でも、通わせて良かったと思います。
授業についていけるレベルの英語力がないと、入学できません。
3年生の3学期、中学受験用の塾に入った際に辞めました。
栄光サイエンスラボ 科学実験教室 – 幼児・小学生・中学生 対象
栄光サイエンスラボ イングリッシュコース
月に2回。先生はネイティブです。教え方も上手で、毎回とても楽しんでいました。
いつも定員いっぱいの人気コースです。
参加には年齢に応じてある程度(簡単な読み書きと会話)の英語力が必要です。
ASIJ (American School In Japan) サマーデイキャンプ
小学1年生の夏休み、日本にあるアメリカンスクールのサマーデイキャンプに参加しました。
英語力でクラス分けされ、ASIJの生徒さん達が子供たちのお世話をしてくれます。
学校内はまるでアメリカの学校のような雰囲気。
お兄さんお姉さん達と遊べて楽しそうでした。
ゲーム的なアクティビティが中心だったので
「英語圏の学校で普通の授業を体験させてみたいな」という欲がわいてきました。
短期親子留学
小学2年生の夏休み、思い切ってゴールドコーストの現地校に4週間の短期留学。
その後、4年生、5年生、6年生の夏休みにもお世話になりました。
特に4年生の時の経験が印象的です。
この留学をきっかけに、息子が「ゴールドコーストの学校に進学したい」と言い始めました。
留学の決意
息子は、3年生の3学期から中学受験塾に通い始めていました。
後れを取らせてはいけないと焦る私と大量の暗記と問題にフリーズし始める息子。
わずか10歳にも満たない子供に課される圧倒的な勉強量に行き場のない違和感を感じていました。
一方ゴールドコーストでは、塾なし、宿題もほぼなし。
家族そろって晩御飯を食べ、遅くとも夜9時には就寝する
という生活スタイルを目の当たりにしました。
また、学校では座って教科書や問題集と格闘するのではなく、
課題について話し合ったり、アクティビティを通して学んだりする授業が中心でした。
調べてわかるものは暗記する必要はない。課題に対しどう分析し、どう結論を導くかが重要。
という方針を豪政府が出したと過去に聞いたことがあります。
息子は学ぶ楽しさを見い出し、私はこういう教育方針の下で子育てがしたいと思いました。
もちろんそれぞれの教育方法には長所短所があるなとも思いましたが、
4年生の短期留学を終えたタイミングで、よし、長期で留学するぞ!
と決意したのです。
長期留学に向けて頑張った4・5・6年生
公文
中学受験塾を辞めた後、公文で「英語」「国語」「数学」を始めました。
「英語」
単語量と基本的な文法を身につけさせるため。
中学3年生レベルまでやりましたが、息子は「役に立った感じがしない」と言ってます。
現地校で使われるレベルにはおよばないから。だそうです。
「国語」
できるだけ日本語を勉強させておいた方が良いと思ったのですが、いらなかったかも。
留学した後も、日本語の本を読んだり、日本のYouTubeや映画も見ることもできます。
息子は通わなかったけど、土曜日だけの日本人学校もあります。
「数学」
英語が不十分な日本人が唯一現地の子に勝てる教科は数学。日本の方が進んでいます。
さらに、現地の子は早くから電卓を使うことが許されるし、計算ドリルなんてものはないので暗算が苦手な子が多いです。
注意が必要なのは、計算力だけでなく英語での計算式の読み方や英語での問題文の読解に慣れておくことです。
日本語だったら解けたのにぃー。という残念な結果になってしまうことがあります。
マンツーマン英会話
アメリカ人の先生と英会話レッスンを受けました。
先生が楽しい方だったので、息子も喜んで取り組んでいました。
内容も留学に向けてカスタマイズしてもらい、直前までお世話になりました。
IT教室
ソフトや簡単なプログラムを組んで、ゲームや短い動画、ホームページを作る教室でした。
留学準備というわけではなかったのですが、結果的に役に立ちました。
留学スタートの2000年時点で、豪の生徒は各自、自分のPCを支給されていました。
教材の提供から課題の提出、学校からの連絡等ほぼ全てがPCを通して行われます。
ITリテラシーは必須でした。
また、デジタルテクノロジーやエンジニアリングという授業もあります。
パソコンにはある程度慣れていた方が良いと思います。
ネットを調べたり、友達に話を聞いたりしながら手探りでここまできました。
子供の興味や性格によってベストな方法は様々です。
私たちの経験が一つの事例として参考になると嬉しいです。